告別式場から火葬場へと向かいます。
火葬場での注意ごとや収骨の進め方があります。
霊柩車
霊柩車と言えば、「宮型」をイメ-ジされると思いますが、各地において型式、色、通行路など様々です。あくまでも葬儀式全般は、執り行われる地域性(しきたりなど)を中心に考えたいものです。宮型は運行不可であったり、霊柩車らしくない車であったり、小型バス型でなければだめだったりなど様々なようです。又、喪主は霊柩車に乗車しないで、続く次の車に乗らないといけないなど・・。
火葬場
火葬場に到着しますと、柩は火葬炉前に安置され、僧侶の読経の中、焼香を行います。中には火葬場へ、僧侶が同行できない場合もありますので葬儀業者や執り行われる地域の方に確認すればよいでしょう。
心付け
昔より、葬儀は忌み嫌われるものとして「嫌がることをしていただいている」との考えから「心付け」をされている背景があるようでうが、現代ではその様な考えはなくなってきていますので「しないといけない」というものではありません。又、最近では火葬場や霊柩車への心付けが廃止になっている場合(公営)がありますのでそれに従うことです。
火葬許可証
火葬許可証とか斎場使用許可証など地域によって呼び方が様々なようですが、いずれにせよ絶対に忘れてはならないものです。事前に火葬場へ持参したり霊柩車が斎場へ到着次第に渡したり様々なようです。又、火葬後に火葬執行証明証もしくは埋葬許可証が発行され納骨の際に必要になりますので紛失されないように保管することです。
収骨まで待機
火葬が始まってから骨あげまで約1時間~1時間30分の所要時間が必要です。その間控室で待機したり、一旦式場へ帰りあらためて骨あげに出向いたり、又翌日骨あげに出向いたりなどこれも地域により様々なようです。他の喪家もいらっしゃいますので、お酒の持ち込みは遠慮したいものです。
骨あげ・収骨
係員より骨あげの案内により収骨所に集まります。二人一組で行うのが一般的な習慣ですが、拾い方は係員の案内に従います。足から上半身へと順に用意された竹の箸(木と竹とを組み合わせたもの)を使って両側から二人ではさむようにして拾い、骨壺に入れます。一、二辺ずつ拾ったら次の人と交代し、最後に頭骨とのど仏の骨を一番上に置き蓋をします。
骨壺
収骨が終わり、係員が骨壺を白木の箱に入れ、白布で包みます。骨箱は喪主が、位牌・遺影は血のつながりの濃い方が持ち帰宅します。骨壺の大きさの違いや、分骨をするしないなどこれも地域によって様々ですから葬儀業者などに確認すればよいでしょう。