式場から斎場へ向けて出発すると、自宅に後飾り祭壇を飾り、お遺骨・お位牌・遺影写真を四十九日(忌明け)まで飾る小型祭壇を準備します。
後飾り(中陰飾り祭壇)
葬儀が終了しましたら、四十九日(忌明け)まで飾る小型祭壇を準備します。一般的には葬儀社の方が飾り付けますが、巾50cm~60cm程度で、3段飾りで、上段に遺影、二段目にお遺骨、3段目にはお位牌などを祭ります。木製式や段ボ-ル式等があり、近年では木製式のリ-ス祭壇が主流のようです。通常は、遺影・お遺骨・お位牌は仏壇があってもそこには飾らないものです。宗旨によっても仏壇の扱いが違っており。浄土真宗では仏壇の扉は開けたままにしておき、それ以外の宗旨では扉を閉めておくのが一般適のようです。地域性も有りますので、寺院様や葬儀社の方に相談されれば良いでしょう。
火葬場から自宅へ帰ったら
火葬場から遺族や参列者が帰ってくると、玄関先などで塩を使い「清め」を行う風習がありましたが、近年では「死は穢れではない」との観点から「清め塩」は行わない方向に変わりつつあるようです。
還骨回向
後飾り祭壇に遺影・お遺骨・お位牌を納めます。(上段:遺影、中段:お遺骨、下段:お位牌)灯明を灯し、線香をあげ「還骨勤行」という、お遺骨に対して初めて行うお経であります。寺院によっては、自宅で行われず「寺院」で行う場合もありますので、確認をしておいた方がよいでしょう。又、近年では、初七日法要を告別式の日に行う場合が多くなってきているようです。特に親戚の方々が遠方で、あらためて初七日法要に集まっていただかないといけない場合などの理由により執り行われるのがその理由のようです。