身内に不幸ができた時の準備

お身内の死に直面するのはもっとも大きな悲しみであります。死を迎える形や場所は様々ですが、その状況に合わせて、現実に悲しみの事実を受け止め、次の準備を進めなくてはなりません。

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病院で、医師から危篤を告げられた場合

最後に「お別れ」をしていただきたい方々に、至急連絡します。
家族親族、本人の知人、友人や勤務先、関係団体など親しい人や深い関係のあったところに連絡するべきでしょう。
要点「誰が・どこで・危篤なので・すぐにきてほしい」を伝えますが、連絡を控えた方がよい場合(妊婦や心臓病のある方)もあります。

病院で臨終を迎えられた場合

「末期の水」をとり、死去されたことを関わりのある方々に連絡しましょう。
電話・電報・書状(ファックス)等の方法が一般的ですが、誤解のないように、故人の氏名・死亡時刻・場所・発信者名をハッキリ伝えましょう。
病院より「死亡診断書」を受け取りますが、誤字・脱字・生年月日など間違いがないか確認も必要です。

自宅でお亡くなりになられた場合

主治医に連絡をして死亡確認をしていただきますが、いない場合は119番へ連絡しましょう。

交通事故や自殺・他殺・変死(死亡原因が分からない)の場合

ご遺体はむやみに動かさず、警察に連絡して、検死を受けなければなりません。

関わりのある方々への連絡

  • 近親者
    故人と面識のあった人に連絡します。
    一、二度会っただけというような付き合いの浅い方は遠慮します。
    家族が取り乱して、連絡できる状態でない場合、親族や親しい友人が代行しても結構ですが、誤解のないように、故人の氏名、死亡時刻、場所、発信者を相手にハッキリと伝えましょう。
    その他通夜、葬儀の日程、場所が決まってから連絡されればよいでしょう。
  • ご寺院等
    菩提寺があれば、その住職へ連絡をして、納棺する前に、故人の成仏を願うお経をとなえていただきます。
    これを「枕経(まくらきょう)」といい、葬送儀礼はこの時からはじまります。
  • 町内・自治会関係
    町内、自治会長・隣保長等、近隣の役員ヘ不幸があったことを連絡いたします。
    斎場ヘの申し込みを役員の方がされる場合や、葬儀社と決定した後連絡するなど地域によって様々です。
  • 勤務先
    勤務先へはなるべく、その代表的な立場にある人へ電話などで要点だけを知らせ、関係者への連絡を依頼してしまいます。

寝台車の手配が必要な場合

自宅でお亡くなりになられた場合以外は寝台車の手配が必要です。
病院から手配される場合もありますが、加入互助会などがあれば、電話連絡をすれば手配をしていただけます。

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