曜日としては、土曜・日曜・祝日に集中していますが、それも踏まえて日取りを決める上でのポイントをお知らせします。
余裕を持って準備ができる
会場が空いていれば、例えば1ヶ月後でも「挙式ができない」ということはないのですが、それだけの短期間に、衣裳だけでなく、お料理や引出物・ペーパーアイテム等たくさんのものを決めないといけませんし、呼ばれるゲストにも準備があります。それらを考えると、ある程度の余裕、具体的には短くても3ヶ月、大体半年から1年後の、日取りを考えるほうがいいでしょう。
二人の仕事の繁忙期は避ける
挙式当日だけでなく、その前やその後も新婚旅行等で、長い休暇を取ることになります。それを踏まえて、仕事が忙しい時期は避けがほうがよいでしょう。
参列者の都合を考える
結婚式は、ふたりだけのものではありません。お盆や年末年始、行事の多い時期や連休の真最中は避ける等、来てくださるゲストのことも考えて、日を決めましょう。
希望の会場の予約状況
日取りが決まっても、肝心の会場が空いていないことには、予約することもできません。日取りが決まったら、すぐに確認しましょう。
暦の上での吉日
六輝と呼ばれる中国の陰陽五行説に基づいた、吉凶を定める基準となる6つの日のこと。
- 大安 ・・・ 一日中全てが吉、結婚式にはベストとされる。
- 友引 ・・・ 大安の次によいとされ、午前・午後とも吉、正午のみ凶。
- 先勝 ・・・ 早く決断して実行に移すのがよいとされ、午前中が吉。
- 先負 ・・・ ゆっくりと考えて行動に移すのがよいとされ、午後が吉。
- 赤口 ・・・ 正午のみ吉、午前・午後は凶。
- 仏滅 ・・・ 一日中凶。何事にも悪いとされる。
という風に、時間によっても吉凶があります。今では、大安や仏滅にこだわるカップルは減っているようですが、年配の方の中には日柄を気にする方もいますので、日取りはご両親や家族と一緒に考えていくのがよいでしょう。
おだやかな気候
ブライダルシーズンとよばれる、特に結婚式に人気の季節があります。大体、3月~5月、9月~11月の春と秋になります。気候が穏やかで、暑すぎず寒すぎず過ごしやすく、結婚式には一番の人気シーズンになります。そのため、特に人気のある大安等は、早くから予約が埋まってしまうので、そういった日で考える場合は、早い目に予約をしましょう。
ジューンブライド
古代ローマ神話にでてくる女性の守護神・女神ジュノーが幸せを導くとされることから、6月に結婚する花嫁は幸せになれるという考え方が、広く知られています。が、あいにく日本では、梅雨の時期と重なり、気候が不安定で、蒸し暑い時期にもなりますので、6月に結婚式を考える場合はそういう面も考慮して決定しましょう。
真夏・真冬などの過ごしにくい季節
オフシーズンと呼ばれ、礼装で出席してくれるゲストにとっては、暑い季節も寒い季節も、会場までの移動等を考えると大変なものです。この時期で考える場合はそういったこともよく考えてみましょう。オフシーズンの場合、挙式組数が少なくゆったりと過ごせる。オフシーズンならではの特典プランがある場合が多い等、魅力的なこともあるようが、ゲストのこともしっかりと考えながら、決定しましょう。
二人の記念日
例えば、二人が出逢った日、どちらかの誕生日といった、お二人だけの記念日に結婚式を考える方も増えてきています。
以上のポイントを参考に、結婚式の日取りを考えていきます。二人はもちろんですが、ご招待するゲストの都合やご両親の意向も聞ききながら、二人にとって記念日となりますので、慎重に相談をして決めましょう。